デザイナーなのにテーマを使うの?
私はこれまでWordPressテーマを購入して使うことがありませんでした。
しかし、あまりにもSWELLが有能なテーマだと耳にすることが多いので、
自分のブログメディアを始めるならSWELLを使おうと決めていました。
でも…

販売されているテーマを使うなんてそれでもデザイナー?
イチから作らないなんて…
という声が聞こえてきそうです。というか、私自身も



テーマを使用して作るってデザイナーとしてそれでいいの?
って以前は思っていました。
しかし。
とんでもないです!むしろ、テーマを利用するからこそデザイナーの腕の見せどころだとすら今は思います。
だれでも・コーディングをしなくてもそれなりのWebサイトができてしまうこの時代に、
どれだけ美しく、読みやすく、印象に残るデザインに仕上げるか。
それにクライアントからしたら「テーマを使用しているか否か」は全く問題ではないはずです。
内容が伝わりやすく、わかりやすく、正しく動作する(しかも場合によっては早く納品してくれる)
かっこいいサイトが欲しいから依頼してくださっている場合がほとんどだと思います。
そうすると、WordPressの汎用性のある人気テーマをカスタマイズしてデザインを提供することは
時短にもなり、システム的な部分で不可解なことが起きにくく、双方にとっていいことですよね。
SWELL、美しい子っ…!
では数あるWordPressテーマの中で、なぜSWELLなのかというと
SWELLのトップページをご覧ください。
美しい…
私はトップページの最初の波の動画でやられました。ずっと見ていたくなるような素敵な世界観。
これは使いたい!このテーマを使ったら間違いないだろうと思わせる素晴らしいビジュアルです。



こんな世界観をコーディングで苦戦する必要もなく、テーマを使って表現できるなら喜んで買っちゃう!
そのまま使ってももちろん素敵ですし、固定ページで独自に組んだデザインをトップページして
サイト型デザインを作ることも難しくない。
いつか欲しいと思いながら、購入に至るまでそれほど時間はかかりませんでした。笑
SWELLのサイトデザインを見て、改めてデザインって人を動かす力を持っているんだなと
自分自身の購買意欲で実感しました。
Web専業のプロが差別化していくには
Webデザイナーを生業とするものとしては、これほど美しいテーマを提供されてしまったら、
プロとそれ以外の人が作るデザインと差がなくなってしまう恐怖があります。
デザインやWeb制作の知識やスキルはたくさん持っていたとしても



配色はコンセプトに沿って〇〇をメインカラーに✕✕を表現して…
フォントはサイトの印象を特徴づけるために▲▲を採用しました。
コンポーネント設計で共通化パーツを美しく、CSS設計は◆◆でカスタマイズ性も意識して今後の…



いや、なんかよくわからないし高度なものは求めてないのよ。
全体がきれいに印象良くできてればOKなの。
この会社さんっぽい見た目の感じを参考にざっと作ってもらえる?
納期1週間でいい?



承知しました。納期は2週間に延長お願いできますか?(涙)
ちょっとオーバーですがこんな感じの発注もありますし、ホームページにそこまでお金をかけられない事情があれば
事業者としてはテンプレやテーマカスタマイズで十分というのも本音でしょう。



あれ?自分でSWELLとかWixとか使って作ったほうが自由が効くし
よくない?
なんてことも現実起こってきていますしね。
そしてWeb制作が簡単になっていく中で、制作相場もどんどん下がっています。
自分がWeb制作者の中でもどのジャンルに特化していくのかで、磨くべきスキルはどんどん細分化していっていますね。
私は「事業の応援」としてのWeb制作を掲げているので、素敵なデザインを提供するスキルを引き続き磨きつつ
依頼者さんのお役に立てるようなマーケティングやライティング部分を強化していきたいと思っています。