7月なので下半期の目標設定を行いました。
決めたのはシンプルに以下の3つです。
- やること
- やらないこと
- 目標

…ちょっとシンプル過ぎない?



それがね、設定するでもすごいことが起こるって実証されてるんだよ
反省から目標は生まれる
上半期は開業準備→開業の流れでバタバタしつつも、お仕事は手が回るギリギリくらいの量をいただくことができました。
しかし、一つ一つのお仕事で会社員時代にはわからなかった・気がつけなかった自分の課題がたくさんありました。
例えばヒアリング。
「自分はできている(はず)」の自身がそこそこあったものの、お客様には認識の違いを指摘していただいたり、
逆にあれこれ聞きすぎてたしなめられたり。
『まずはしっかりとヒアリングしましょう』ってさまざまなWeb制作のノウハウで絶対に出てきます。
それは基本なのですが、ヒアリングをすればいいのではなく「お客様の思いから同じゴールを見る」ことがヒアリングの真の目的なんですよね。
形にとらわれすぎて、自分の中に落とし込めていないことに気がつきました。
「これまでの社会人生活のいろいろな場面でヒアリングしてきて特に不安はなかったはずなのに…」と歯痒い思いでもありますが、そこはやはり会社の看板を背負って仕事をしているか、個人の事業の代表なのかの違いがあります。
はじめましてのお客様であれば「なんぼのもんや」な目線は当たり前ですし、
以前から知っている方からのご依頼であれば「佐藤さんならこれくらい言わなくても汲んでくれるよね」って気持ちもあったりします。
会社員時代に経験があるからとか、前はこれで通用したのに、という気持ちは一旦手放して
新しい気持ちで取り組む必要があるのが開業なのだと実感しているところです。
やることよりやらないこと
やることって誰でも決めると思いますが、やらないことを決めるのは気持ちがいいですね。笑
イタい経験をするたびに



最初に認識のすり合わせができていないからうまくいかなかったな。
次は請け負う前に絶対確認しよう!!
と思いますし、
前半に余裕を持ちすぎて後半地獄を見る羽目になったら



自堕落すぎて時間無駄遣いしすぎた…!
これからは先に資料だけは完成させておこう!!
と自分を振り返って改善点がわかります。
文字にすると当たり前過ぎて小学生でもわかるよ!って内容ですが、知っているのとやるのは別物で
実際、ノートやPCのメモ帳に書き出すだけでも意識するようになっていい効果を感じます。
それから「やること」は、字の通り「やること」です。
具体的な目標は月次目標として細かく考えるとして下半期に「やらなきゃ & やってみたい!」を書き出します。
これもまあ楽しいです。
数値目標は絶対作ったほうがいい
やること、やらないこと、そして「目標」ですが、ここでは数値目標にしました。
数値目標と言ってもそんな大仰なものでなく、
3件制作して100万円達成 くらいのものです。
この下半期目標は、私はいつも見る管理シートの一枚目に設定してしょっちゅう見る場所に配置していて
開くたびにこの具体的な数値が目に入ります。そして



あーはいはい。
残り5ヶ月強で3件だから、そろそろ1件着手しなきゃいけないな
と無意識に営業マンのような思考になってきます。
これはずっと内勤やデスクワークだった人間は、わかってはいても意外と持ち合わせていない思考なのですよね。
おまけに楽観的な性格も相まって「事業として収入を得る」ために独立していることを意識するため
数値目標の設定は有効だと感じています。
目標をたてれば年収があがる?
目標と年収についてハーバード大学のMBAが研究した面白い報告があります。
MBA卒業生の今後の進路について
- 卒業後の夏休みを楽しむこと以外、特に明確な目標を決めず紙にも書かなかった卒業生 84%
- 目標を設定したが紙には書かなかった卒業生 13%
- 明確で具体的な目標を持ち、紙に書いた卒業生 3%
卒業生の10年後を追ってみると
- 2の目標を設定したが紙に書かなかった13%の卒業生は、
1の明確な目標を決めなかった84%の卒業生の2倍の収入を得ていた - 3の明確な目標を持って紙に書いた3%の卒業生は、残り97%の卒業生の平均年収の10倍の収入を得ていた
と、驚きの結果になったそうです。



世界のトップの大学のMBAの人たちでも、卒業後の目標を決めていない人が大部分なことが意外だなぁ…
この話を知って、
凡人の私は、目標は紙に書いて都度見返す行為はぜったいにやったほうがいいなと思いました。
それに



ハーバード卒の人たちでも84%も目標を決めていないのに、
私は下半期の数値目標を具体的に書いている…えらい!
って、自己評価が上がった気もします。
目標をたてた人、みんなえらい!